盆地の風景(仮)
盆地晴れて四方八方雲の峰
空の残暑鱗が綿に入道に
空晴れて消雪水を試す道
クリスマスイブ雨上がり和菓子買う
玄関の引き戸重たい雪の朝
雪警報画面紫外真白
除雪車の音で目覚める朝の闇
宗全も悩んだだろう雪を掻く
除雪終えて十度の部屋の暖かさ
点滴のごとく水道凍らぬように
柊の飛び去る風の立春日
【ネタバレまたは自分用の備忘録】
表題で(仮)がついているのは、未完成で、まだ句の追加や修正が入る可能性があります。ここでは、夏の猛暑、冬の降雪という盆地にからむ句を集めてみました。
最初の句の「雲の峰」は入道雲、積乱雲のこと。
2句目。朝は鱗雲で秋の空、やがて綿雲、入道雲となり、夏空に戻る暑い日のこと。
3句目。道路の消雪装置の試運転は冬準備ですが、晴れた日に消雪水を出すと、ドライバーから「車が汚れる」などと苦情が出ることもあるそうです。
4句目。暖冬で、クリスマスイブに雪がないことは、そう珍しくはありません。ケーキではなく和菓子を買うのは、好みか加齢のせいか。
5句目。雪が屋根に積もると、玄関の戸が多少は開きにくくなることがあります。
6句目。テレビ、インターネットなどの雪情報では、雪が強い場合に紫色で表示されます。
8句目。山名宗全は応仁の乱の西軍大将。本拠地である但馬から冬に出陣する場合には、豪雪が邪魔をしたのではないかと。
9句目。低温注意報が出て、翌朝の水道凍結を防ぐために、蛇口から水滴が落ちるようにして寝た寒い夜のこと。
最後の句。節分の夜に、鬼除けにトゲのついた柊の葉を玄関に挿す風習がありますが、強風のために翌日には吹き飛んでいたことがありました。
多元宇宙(仮)
父の先妻逝き我生まれ墓洗う
一・一七彼が生きてる世界線
生まれたかもしれぬきょうだい想う盆
世界線多元宇宙の春想う
春愁が多元宇宙に溶けてゆく
世界線越えてくぐって春巡る
【ネタバレまたは自分用の備忘録】
表題で(仮)がついているのは、未完成で、まだ句の追加や修正が入る可能性があります。ここでは、パラレルワールドとか多元宇宙などに関係する、ようわからん句を集めています。
最初の句は、父(当時は独身)が戦地から生還しなかったら、私も他の兄弟も生まれていなかっただろうな、ということを考えて。あの時代、生死を分けたのは何だったのでしょうか。
2句目。私が生まれなかったかもしれない世界線もあります。
3句目。一・一七は、阪神・淡路大震災が起きた1月17日のこと。「彼」はたくさんいますが(「彼女」も)、ここでは西宮で亡くなった某氏を指します。
令和七年(仮)
バイク音黄砂を抜けて手紙来る
夜の雨黄砂花粉と地に還る
ぼんやりと白雪柳世を照らす
異母姉来てカーネーションの咲く仏間
見上げれば枝に蓑虫二つ三つ
吸い殻を捨てる馬鹿あり落ち葉掃く
日本海初冬の黄砂吹き抜ける
【ネタバレまたは自分用の備忘録】
表題で(仮)がついているのは、未完成で、まだ句の追加や修正が入る可能性があります。ここでは、令和七年ごろに作り、かつ、他のカテゴリーには当てはまりにくい句を集めています。
さて、最初の句は、前年の元日(令和6年=2024年)の能登半島地震のような大災害が起こらなかった新年を喜びつつ、能登の人々に思いを寄せた句(のつもり)です。
2番目は、冷凍庫にあったスズナ(カブラ菜)とスズシロ(大根菜)を使って七草がゆを作ったときの句。この2草だけは手に入れやすい。読み返すと、川柳みたいな気もします。
3句目は、黄砂が飛びかう中でバイクを走らせる郵便配達の方々への感謝も込めて。
6句目。母の日の前日、カーネーションを持ってきたのは異母姉ですが、仏壇には父の先妻(異母姉の実母)と後妻(私の母)の両方の位牌があります。姉にとって、どちらも母なのだろうことは疑いもないのですが・・・父の日には何も届きません(笑)
この年は特に異常気象だったためか、11月下旬(俳句では、もう冬)にも黄砂が飛来しました。
避難所緊急パトロール5・震災
避難所緊急パトロール隊の業務処理マニュアル
1 パトロール隊の任務
関係各市と一体となって下記のとおり避難住民の安全確認等を図ることとする。
(1) 避難住民の実態、動向及び救援対策等問題点の把握
(2) 避難住民の苦情相談、要望聴取
(3) 緊急対策等についての県本部、市本部への手配要請
(4) 各市本部に駐在する県本部員への報告
2 パトロール隊の勤務
(1) 勤務時間
勤務時間は原則として午前10時から午後6時までとする。
但し、21日は、午前11時から午後6時までとする。
(2) 班編成
パトロールカー1台あたり、警察官2名とともに県本部員2名をもって編成する。
3 パトロール隊の集合場所、集合時間
(1) 集合場所
指示された警察署とする。
(2) 午前9時50分。(但し、21日は午前10時50分)
(3) 原則として、午後6時頃、市対策本部とする。
4 パトロール方法
(1) パトロールの場所、パトロールのコースについては、避難所一覧表をもとに当日の交通事情、災害復旧状況等を勘案し警察と協議のうえ、予定する場所及びコースとする。
(2) 原則として、一日8箇所程度の避難場所を目標とする。
5 要請と報告
(1) 避難住民からの要望又は避難所に欠けている生活用品等で緊急に手配が必要なものについては「連絡先」へ要請のこと
(2) 一日の主な状況を別添「メモ」に作成のうえ、各市対策本部に駐在する県職員に報告のこと。
6 昼食
昼食は警察署が用意する。
連絡先
○緊急要請先投連絡電話番号
(市関係のもの)
神戸市の災害対策本部 078-(略)
西宮市 〃 0798-(略)
芦屋市 〃 0797-(略)
(県関係のものに限る)
住宅斡旋 住宅管理課(内線 (略)
飲料水 企業庁経営管理室(内線 (略)
ゴミ・トイレ 環境局環境整備課(内線 (略)
不明者相談所 県警(078-(略)
死体・火葬 生活衛生課(内線 (略)
○緊急パトロール隊本部事務局
(電話5回線、FAX1回線の記載があるが、略)
「避難所緊急パトロール隊」の編成
1 パトロールの対象 神戸市、西宮市、芦屋市の避難所と避難住民
2 パトロール隊
(1) 車両
パトロールカー100台を、県警が購入等により確保
(2) 1台あたりの要員
① 警察官………2名(運転手1名、同乗者1名)
② 県災害対策本部員………2名(原則として係長クラス以上)
(3) パトロール隊の活動
1代に4名が乗車し、概ね8カ所の避難所と避難民を対象に下記の任務を担当する。
3 市本部に駐在する県本部員
3市の災害対策本部に県災害対策本部員2名を駐在させ、下記の任務を担当する。
ただし、神戸市については4名(うち2名は警察官)を駐在させる。
4 任務
関係各市と一体となって下記のとおり避難住民等の安全確認を図ることとする。
(1) パトロール隊
① 避難住民の実態、動向及び救援対策等問題点の把握
② 避難住民の苦情相談、要望聴取
③ 緊急対策等についての県本部、市本部への手配要請
④ 各市本部に駐在する県本部員2名との連携
(2) 市本部に駐在する県本部員に駐在する県本部員
① パトロール隊の総括
② パトロール隊からの報告の取りまとめ、県対策本部への定時報告
③ 県、市の連絡調整
5 パトロール隊の編成
避難所と避難住民(1月20日 午前9時現在)
神戸市499ヶ所………185,523人
西宮市172ヶ所……… 40,000人
芦屋市 55ヶ所……… 20,850人
計 726ヶ所 246,373人
(1) 必要車両等
パトロールカー 100台
携帯電話 120台
避難所緊急パトロール4・震災
避難所緊急パトロールは「正規の避難所」だけでなく、事実上の避難所、テントでの野外生活拠点など、避難者がおられるという情報があれば、いろんなところに行きました。被災者の方の苦情は職員が伺いますが、そういう観点ではなく「やばそう」な場面では、同乗していた警察官も同行したり、声かけしたりということがありました(詳細者省略)。なお、警察官も(パトカーも)県外からかなりの応援に入ってきていただいていたようです。
記憶しているエピソードとして、避難所で「掲示物を貼るガムテープがほしい」といわれ、現地本部に報告しましたが、在庫がない(入手できない)というような返答でした。
のじぎく会館への帰途に営業中のコンビニ(たぶんローソン)を見かけて入ったところ・・・ありました。ガムテープ。
ポケットマネーで買って、翌日に避難所に届けました。顛末は現地本部にも報告しましたが、特に叱られませんでした(当たり前か)。領収書添付で請求、という感じでもなかったですが。
以下、余談的な写真。

県庁1号館北側入口。中が暗く見えますが、実際には明るいロビーです。
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県庁1号館西側の階段。破損あり。

これもどこだったか、県庁内の階段の天井の破損。
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