霊膳小説その7

 20日目、土曜日。昼、おじや(人参、大根、味噌汁の残り、刻み海苔)。


 夕方のちょっと前ぐらいに、ご飯、ワカメと大根と豆腐の味噌汁、人参と高野豆腐、壬生菜と黒豆、赤カブ酢漬け。なぜ、夕食ではなく、ちょっと前かというと、夕方に三逮夜=21日目の前夜)ということで、お寺から僧侶来訪予定だから(このあたりは宗派や地域によって異なる可能性がある)。今回が最初の「よそ行き」逮夜。ということで、多少は膳の見た目も気にする。

 

 21日目、日曜日。朝、レンジご飯、ワカメと大根と豆腐の味噌汁、カボチャと高野豆腐、ほうれん草ごま和えと黒豆、赤カブ酢漬け。


 午後、忌明け法事の案内文と出欠ハガキ、会場であるお寺の案内図を印刷。法事の日は、お寺との相談で、すでに決まっていたので、文章等は少しずつ作成していた。

 22日目、月曜日。朝、ご飯、ワカメと大根と豆腐の味噌汁、カボチャと高野豆腐、インゲンごま和え、赤カブ酢漬け。


 法事の案内文を発送。父の法事のときは、母を含めて電話などで直接連絡したように思うが、今回は郵送。平日の昼間は家に誰もいないので、ハガキで連絡をもらった方がよいということもある。

 

 23日目、火曜日。朝、レンジご飯、ワカメと大根と豆腐の味噌汁、高野豆腐とほうれん草白和え、インゲンごま和え、赤カブ酢漬け。

 次へ